iPhone問題:日本から持ち込むか?現地で買うか?

これからインドネシアに駐在する人の疑問に、「インドネシアでもiPhoneを使うとしたら、日本で買って持ち込むのが良いのか?現地で買うのが良いのか?」がありますよね。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?と同じくらい重要な問題です。ちょっと何言ってるかわからない。

個人的な結論から言うと、インドネシアで買う」ことをおすすめします。
(最後に別案もあります)

以下にその理由を述べていきます。

iPhoneの現地価格と日本価格

さて、まずは現地の価格(Tokopedia)と日本での価格(Amazon)を比べてみましょう。2022年9月時点価格、為替は0.0095 JPY/IDR とします。

iPhone13 (256GB)とiPhone13 pro MAX (256GB)の例で見ていきます。

iPhone 13 /256GB

インドネシア(Tokopedia) Rp14.999.000 (=143,000円)

https://tokopedia.link/jqUPhLrsmtb

日本 (Amazon) 132,800

iPhone 13 Pro Max /256GB

インドネシア(Tokopedia) - Rp20.499.000(=195,000円)

https://tokopedia.link/iAG0gJmsmtb

日本 (Amazon) 174,800

日本で買ったほうが安いじゃん!と思ったそこのあなた。待ってください。
インドネシアで忘れてはいけない”関税”があります。

IMEI(登録税)を考慮した価格比較

インドネシアでは「IMEI登録」(イメイ)という制度が2020年9月より開始され、IMEI登録していないスマホインドネシア国内キャリアによる通信が使用できなくなりました。(Wifiは使用できます)

IMEI登録にあたり支払う税額は、スマホの金額が500ドル以上の場合、輸入関税10%、付加価値税10%、所得税10%=計30% がかかります。もはや呪いですね。

(ちなみにインドネシアで購入する場合は、IMEI登録済みです。価格に含まれています)

ではIMEI登録時の関税額を含んで再計算してみましょう。500USD(70,000円)を除いた部分に30%の関税をかけてみます。

iPhone 13 /256GB (IMEI関税込み)

インドネシア(Tokopedia) Rp14.999.000 (=143,000円)

日本 (Amazon) 152,640円 (うちIMEI関税額 18,840円)

iPhone 13 Pro Max /256GB (IMEI関税込み)

インドネシア(Tokopedia) - Rp20.499.000(=195,000円)

日本 (Amazon) 206,240円(うちIMEI関税額 31,440円)

…見事に逆転してしまいました。13 Pro MAXに至っては大台の20万円を超えてしまいましたね。(ちなみにもし70,000円分が免税にならない場合は、上記に加え+21,000円追加となります。その場合は関税だけで52,440円…泣きます。判断は関税局次第です)

IMEI登録のために煩雑な手続きをして、しかも数万円の大金をインドネシア政府に振り込むことを考えると、赴任直後からインドネシアにネガティブイメージを持ってしまいそうです。

それも含め、どうしてもiPhoneを使いたい人は現地で買ったほうが気持ち的にも楽だと思います。

最後に…

別案として、iphoneにこだわらない人には、格安スマホOPPOがあります。

OPPO A16 3/32GB - Rp1.999.000 (=19,000円)

https://tokopedia.link/s4j0DGivmtb

2万円以下で十分使えるアンドロイドスマホが手に入ります。

そのため、
OPPO(現地で購入、多くの場合、会社から支給される)

日本で使っていたiPhone(個人持ち、wifi専用機)
という二刀流方式をとっている駐在員をよく見かけます。

ちなみにOPPO、使っている周りの駐在員からは割と評判良い(安い割に使える)そうなので、おすすめです。

まとめ:とりあえずOPPOを使ってみて、どうしてもiPhoneがほしいとなったら現地で購入するのが良いのではないでしょうか。